巨匠、吉田秋生が天才だったころ「カリフォルニア物語」

BANANA FISH」「YASHA」で有名な吉田秋生の初連載作品。
僕はこの作品が一番好きです。
悪ガキが青年になっていくストーリーが実にリアリティーがあると思っとります。
僕が一番すきなのは主人公の親父なんですけど息子とは仲が悪く、
息子は家出してしまうんだけど二人は物語の後半で少しづつ理解し始める。
二人が理解したのは多分お互いがまったく違う人間で分かり合えないということを
理解できたんだと思います。
それも決定的な事件があってとかではなく離れていた時間そうさせたんだなと
思わせる描写が秀逸です。
多分家もそうなのかもしれないとおもいますた。

虚脱感とエロ「フラグメンツ」

今日はエロ漫画会の巨匠山本直樹の「フラグメンツ」です。
大まかな舞台設定はあるけど基本的には短編です。
3巻の中に入っている「みはり搭」という作品が傑作で、
話を解説すると二浪生の主人公のところに片思いしていた
いとこが出戻りで帰ってきてなんとなくやりまくるという話なんですけど、
なんだかとってもむなしいんですよ。
山本直樹の作品特有の閉塞感と虚脱感。

ラストでいとこのねーちゃんが
「夢だね。」
「今よりもっとましな人生があるかもしれないっていう悪夢。」
という台詞が死にたくなる感じです。

変態だといっても日常はある「放浪息子」

今回、紹介するのは前回に引き続き志村貴子のまんがで「放浪息子」。
ざっくりと内容を言うと女の子になりたい男の子と男の子になりたい女の子の話。
男の子は女装し、女の子は男装してデートしたりします(もちろんそれ以上はない)。
小学生ですばらしい変態です。
ただこれが単純に変態を変態として書いていたら読みません。
ほのぼのとゆっくり日常として書いてるからすばらしい。
大げさではないから「性」という重いテーマが読みやすく、かつ
わかりやすく伝わってくる。


基本的にここのレビューが秀逸なんで読んでください。
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/houroumusuko.html

概念においては少女というのは美しい「青い花」

映画監督のネタに困ったので漫画について描きます。
今日は志村貴子の「青い花」。
鎌倉のお嬢様女子高を舞台にしたレズビアンの女の子のお話。
ものすごく正統派の少女漫画。
僕としては透き通っていてとても美しい静かで情熱的なエロが感じられるところが
よいと思ってます。もうなんつうか神々しさすら感じますよ。
http://www.kanshin.jp/comic-beam/?mode=keyword&id=547678

犬のウンコを食わす男

ジョン・ウォーターズ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA
世界一かっこいいおかま、ディヴァインの勇士をフィルムに残した人。
こういう人に僕はなりたいです!!!!!!!!!!!!