虚脱感とエロ「フラグメンツ」

今日はエロ漫画会の巨匠山本直樹の「フラグメンツ」です。
大まかな舞台設定はあるけど基本的には短編です。
3巻の中に入っている「みはり搭」という作品が傑作で、
話を解説すると二浪生の主人公のところに片思いしていた
いとこが出戻りで帰ってきてなんとなくやりまくるという話なんですけど、
なんだかとってもむなしいんですよ。
山本直樹の作品特有の閉塞感と虚脱感。

ラストでいとこのねーちゃんが
「夢だね。」
「今よりもっとましな人生があるかもしれないっていう悪夢。」
という台詞が死にたくなる感じです。